かとけいから紹介されたかとそうです。今からぼくの恐怖体験をノンフィクションでお届けします。
昨日の夜のことである。ベッドに横になりiPhoneでYouTubeを見ていた。「ゆいの研究室」というチャンネルで、ぱっと見は2次元の女の人が喋っている動画だが、内容はONE PIECEの考察であり、そのクオリティが非常に高く、とても面白い。ウルージより面白い。ONE PIECE好きなら是非見てほしい。さて、動画の内容の話はこのくらいにしよう。
動画を見終わったぼくは電源を切り充電器につなげた。そのとき、
「ブゥーーン」
なんとも言えない不気味な音が上の方から聞こえた。恐る恐る音がした方を見ると部屋の電球から垂れている紐になにやら黒い物体がくっついていた。
カメムシだ。
黒くて固そうなボディ。そこに描かれる斑点模様。長く伸びた触覚。なんとおぞましい姿だろうか。
殺虫剤を持っていなかったぼくは、すぐに「カメムシ 駆除」で検索した。
すると見えてきたのが、この虫のタチの悪さである。
まず、飛ぶ。これがあるだけで駆除の難易度はかなり上がる。さらにぼくは、飛んでいる虫の姿がとても苦手だ。黒い虫が羽をバタバタさせながら飛ぶともはやそれはGにしか見えない。
そして何よりこの虫の厄介なところは、刺激を与えると強烈な匂いを放出することである。この匂いは部屋中に広がり、洗ってもなかなかとれないらしい。
そこで2Lのペットボトルの口を切り、捕獲装置を作ることにした。生け捕りを試みる。
しかし、ペットボトルをチョキチョキしていると、
「ブゥーーン」
という聞き覚えのある音がした。上を見ると奴が近づいてくるではないか。とっさにペットボトルを振り回した。心臓のbpmは190にはなっただろうか。
しかしここからが本当の恐怖である。
奴が消えたのだ。
姿の見えない敵を側に眠ることなどできない。奴を探し続けた。深夜3時を過ぎていたが目はギンギンに冴えていた。
30分くらい経っただろうか。ついに奴を布団の上に見つけた。触覚がうねうねしている電球の紐にくっついていたときよりもそのおぞましい姿がはっきりと分かる。
深呼吸をして、さっき作ったペットボトルの捕獲装置で捕獲した。
捕獲完了。
すぐに外へ出て家から少し歩いた道端に返した。2月の夜中はとても冷えるが心は温かかった。
4時をまわっていたがその夜は令和一の快眠ができた。
みなさん、普段家に虫が出ない人も殺虫剤を常備しておくことをおすすめします。
次は、最近原付を新調した高原です!
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