こんにちは。パクチーを食べたことのないこはるちゃんをほぼ全メニューパクチー入りの本格ベトナム料理店に連れ込み、まんまとパクチーの洗礼を授けてしまった、石田祐子です。どうも嫌いではないらしいとわかって正直ホッとしています。
ご存知の通り、パクチーはその独特な香りから好き嫌いが分かれる野菜で、読んでいらっしゃる方の中にも幼い頃食べたきりパクチーは苦手という方も多くいらっしゃると思います。一方でパクチーが好きな人も、子供の頃は苦手だったりしたのではないでしょうか。かくいうわたしも小学生時代に中華料理屋で初めてパクチーと出会い、あまりの臭さに衝撃をうけたことを覚えています。今日はそんな風に自分の子供時代をちょっと思い出しながら読んでもらえると嬉しいです。
私は自他ともに認める子供好きでそれが高じてくもん教室で採点バイトをしています。多くの小学生のおかげで、教室はいつもカラフルなランドセルと、こんにちはーっっ!という元気いっぱいの声で満ちています。そんな中、水色のスモッグと黄色いカバンの幼稚園、保育園生の姿もちらほら。もちろん、そんなに幼い子が一人で勉強できるわけもなく、私のようなアルバイトや主婦のパートさんがついて、一緒にプリントをやっていきます。
と、これがまぁ大変なのです、!
プリントをやりたくないあまりに鉛筆をスカートの中に隠すおてんばさん。大きな声を出しても体を揺すっても椅子から落ちそうな体勢のまま頑固に眠り続けるおねむさん。彼らの「べんきょうイヤ!!」という気持ちのままの行動に悪戦苦闘する日々。ツワモノなのが、くりくりの垂れたお目目とおもちみたいなほっぺたが愛くるしいSちゃん。彼女は若干5歳にして魅せ方を知っているのか、上目遣いにじっとこちらの目を見つめながら顔にかかった漆黒の髪を優雅にはらいのけ、教える側をついうっとりさせるのです。男のアルバイトさんに対しての完成度と言ったら、これぞ色仕掛けか、、?!とも思えるほど。私もついつい、出しかけていた追加の教材を「今日は終わりにしよっか」と仕舞う始末。
兄弟で通う生徒も多く、可愛らしい兄弟関係が覗き見られることもしばしば。
腰まであるロングヘアとぱっつん前髪がキュートなHちゃんは、4歳。小学二年生のお兄ちゃんと教室に通っています。
さっさとひとりで教室にやってきて、宿題もきちんと提出。先生に「お兄ちゃんは?」と尋ねられると、「お兄ちゃんは外でくもん行きたくないってぐずぐずしてる」なんてちゃっかり告げ口しちゃいます。呼んできてと言われると、教室の入り口に走って行って、前ならえよろしく腰に手を当てて「くらのすけーー!!!」(お兄ちゃんの名前)と、大きな声。さらには、勉強を始める時も、「くらのすけはいつも教室で寝てばっか、いーっつもだよ、もう」と、まるでちいさいお母さん。
そうこうしていると、さんざんに言われているのも知らずお兄ちゃんが少し腫れた目をして教室に入ってきます。そして、Hちゃんのところにさっと寄ってきたと思うと、なんともお兄ちゃんらしく「ちゃんと宿題は出せた?できてない分も先生に渡した?」なんて気にかけてあげているのです、、なんて愛しい兄弟愛でしょうか。
子供たちに時に振り回されながらも邪気のない笑顔に元気をもらえる、素敵な職場です。
次は「ゆうこさんって生活していく能力がないんですか?」と言った、一回生の柿本くんです。こんなに子供好きで家庭的なのにおかしいなぁ、、
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2020
11月
9日
ちびっこ大戦争
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