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2017

持てる者の心構え

鈴木君から不名誉な紹介を受けてしまった、小粥です。体調に関しては言い訳のしようもなく、ただただ私の自己管理不足である。チームの皆には申し訳ない。

我々京大ラグビー部のブログは、伝統的に心にうつりゆくよしなしごとをダラダラと書き綴るのがスタイルなので、私もそれに倣おうと思う。当然、ラグビーの話はしないし誰も興味が無いであろう私の学生生活の話もしない。真面目に不真面目をやろうと思う。

話の枕として、趣味の話をしたい。寺島君がブログに若者の読書離れが進んでいると書いていたので非常に恐縮であるが、趣味は「活字」である。昔からひどい活字中毒で、文字があるとつい目線がその上を滑る。読書も好きであるが、ドレッシングのラベルに書いてある成分表示なんかを読むのもまた一興、といったところである。最近のマイブームは専ら東大ラグビー部のブログを読み漁ることである。

その趣味の一環として洋の東西を問わず古い詩歌を蒐集していたのであるが(古い詩歌は著作権が切れており、ただ同然で活字がたくさん読めるのでおすすめ)、その中に日本昔ばなし「桃太郎」を歌った歌で有名な
〽︎桃太郎さん桃太郎さんお腰につけた~
の歌ではない方の「桃太郎」の歌があり、その一節に
〽︎気は優しくて力持ち~
というものがあるのだが、それについてのお話をしたい。

気は優しくて力持ち、これは強者に求められる資質であり、また強者への戒めでもある。ラグビーをやっているとその副産物としてパワーがつくのであるが、これだけでは強者になれないということである。悲しい哉、我が部には気が優れないのか、気が優に過ぎるのか、後輩にパワーの余波を飛び火させてしまう先輩がいる。私は彼らの事を心の中で「パワーが散らかっている」と表現している。
パワーが散らかってしまった先輩による虐げに、一部の後輩は日夜苦労を強いられている。だが、最近気づいたことがある。パワーが散らかってしまったという京大ラグビー部に蔓延ってしまった病を癒すことができるのは、その拳を、銃口を、刀身を、笑顔で受け流すことができる私だけなのではないのかと。図らずも、ラグビー部の精神的根幹を支えているのはこの私である。大変感慨深く感じている。

どうも、精神的支柱です。ブログがあまりにも冗長になってしまったこと、反省してここで筆を置こうと思う。次は散らかったパワーで後輩を苦しめている石田君です。

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