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2020

米から野菜へ乗り換えました

 ひらくから紹介されました、マネージャーの嶋貫葵です。「野菜にとりつかれた」のは誤解です。京大ラグビー部では、去年から選手の食事管理のため、LINEグループに毎回食べたものの写真をアップしてもらっております。それに対してコメントをすることがあるのですが、ひらくが野菜を食べないので、毎回「野菜を食べましょう」とコメントしているだけです。彼曰く、野菜を食べる必要はないらしいですが、野菜は必要です。最近はスメハラという言葉もあります。人を不快にさせないためにも、野菜を食べて欲しいです。この場を借りて、お願いしておきます。

 現在は「野菜にとりつかれた女」ですが、高校時代は「おにぎりにとりつかれた女」でした。今回はそのお話について書こうと思います。

 高校時代からラグビー部のマネージャーを務めている私ですが、高校2年のある日、「おにぎりを練習前に食べさせたい」という監督の言葉がきっかけで、昼休みにおにぎりを握ることになりました。一人で約30個。早弁して、古文単語の小テストも犠牲にする日々。

 前から選手がおにぎりを捨てている疑惑がありましたが、見て見ぬ振りをしていました。現実を受け入れてしまったら、悲しくなるからです。

 ある日の練習後、「僕の部屋のゴミ箱あおいのおにぎり捨ててあるよ」とFWリーダーが話しかけてきました。一瞬何を言っているのかわかりませんでしたが、すぐに怒りがこみ上げて、いつものように泣きながら、部長の先生がいる化学室へ向かいました。
マネは私一人で愚痴る相手もいないので、何かあったら化学室です。泣きながら、週一ペースで通っていたので、先生もうんざりしていたと思います。17歳の私のルーティーンでした。清原先生には本当にお世話になりました。そしてごめんなさい。

 一通り話をして、とりあえず職員室にいる監督のもとへ向かいました。泣き顔で廊下を走っていたので、他の先生はびっくりしたと思います。今思うと、ただ言いつけに行っただけです。はい。

「〇〇を新人戦に出さないっていう手もあるけど、お前もマネージャーとして本望じゃないだろ」と監督に諭され、
「それ以外なら、好きにやっていいぞ」と言われました。

「好きにやっていいぞ」
これはなんでもやっていいと言う意味です。

思いついたのが、「おにぎり誓約書」

後日、練習前にFWリーダーを呼び出し、ルーズリーフに

「今後、僕はおにぎりは捨てません」

と書かせて、グラウンドに入ってすぐある小屋のホワイトボードに張り出しました。練習試合相手の監督、父母の方々をはじめとするグランドを訪れる全ての人の目に触れるので、効果は抜群でした。もしも、同じことで悩んでいるマネージャーがいたら、ぜひお勧めしたいです!

 私たちの引退後にも、誓約書は健在だったそうですが、卒業から4年経った今、行方不明になっています。このことをTwitterで呟いたら、話したことのない、3つ下の後輩から「僕らが現役の時はまだありました」とリプがきました。おにぎりは世代も超えていくんだなあと感慨深いです。

 ここまで読んだら、悲しいことしかなかった感じになりますが、なんだかんだでいい思いもさせてもらいました。
例年は主将がもらっている、高体連ラグビー専門部の功労賞を頂いたり、地元のテレビ局に取り上げられたり、いろいろな体験をさせてもらいました。

 現在はヒラキンにも野菜誓約書を書かせようか密かに検討中です。スタッフミーティングの議題の1つにしないか、マネ長に掛け合ってみようと思います!


次はカラオケで泳ぐのが得意な光浪夕莉です。

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