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山田 康策(主将/経/PR)
昨年はコロナの影響を受け、シーズン開始前には想像もつかなかった1年となりました。入替戦出場を目標に掲げ練習をスタートした3月は、自ら練習を考え、実行することに四苦八苦していた記憶があります。それでも、同期や監督団、時には後輩からもアドバイスをもらいながらチームも自分も少しずつ成長しているのを感じていました。ところが4月から活動休止となり、ひと月またひと月と時間は過ぎ、結果的に練習の再開は9月までずれ込みました。休止中はオンラインでのトレーニングやミーティングなど、出来る限りのことは取り組んできたものの、モチベーションとコンディションの維持に苦労したのを覚えています。強豪校との定期戦や夏合宿、毎日の宇治での練習や部室でのくだらない会話など、これまで当たり前だと思っていたことがどれだけ尊いことだったのか痛感させられた期間でした。
活動再開後は調整の遅れを取り戻すべく取り組みましたが、初戦の立命館に敗れ、リーグ戦も連敗スタート、同志社には記録的大敗を喫し、主力のケガ人が相次ぐなど、チームの状態は決して良くありませんでした。それでも後ろを向かずに練習に励み、これまで出場機会の少なかった下級生の選手が着実に力をつけて苦しいチームを救ってくれたことは僕自身にも大きな心の支えになりました。迎えた11月の大経戦。あの日ほどチームの一体感を感じた日はなかったですし、ノーサイドの瞬間の喜びはこの先も忘れることはないと思います。九大戦ではA戦B戦ともに勝利し、ようやくチームの状態が上がってきたところでの東大戦の中止という幕切れは非常に残念でしたが、この無念は来年後輩達が晴らしてくれることと思います。
振り返ってみると、昨年ほどラグビーができるありがたみを感じた一年はなかったです。今あることが当たり前と思わず、常に感謝の気持ちを持つことは何においても大事なことだと思いますし、それを身をもって体験できたことは僕達にとって大きな経験だったと今になっては思います。ぜひ後輩達には、日々ラグビーができることに感謝し、全力で打ち込んでもらいたいと思います。
最後に、この場を借りてお世話になった方々にお礼を申し上げたいと思います。
世間の混乱の中でも志を持って入部し、チームに新たな風を吹き込んでくれた1回生。
持ち前の仲の良さで部の雰囲気を盛り上げ、試合では大いに躍動して苦しいチームを支えてくれた2回生。
上級生としてチームのことを考え発信し、僕自身にも多くの気づきを与えてくれた3回生。
チームの為に力を貸して下さった齋藤さんと森谷さん。
僕たちの考えを尊重しながらも、苦しい時には手を差し伸べて下さった監督団の皆様。
多大なるご支援、ご声援を頂いたOBの皆様。
毎試合のように応援に駆けつけてくれた家族。
そして何より、4年間誰一人欠けることなく、苦しいことや辛いことを一緒に乗り越えてきた同期のみんな。
全ての方々のおかげで1年間主将を務め切ることができました。
本当にありがとうございました。
齊藤 卓也(主務/農/FL)
昨年度主務を務めました齊藤です。
昨シーズンを振り返ると、コロナ対応に追われた一年だったなというのが正直な感想です。シーズン開幕直後に活動停止になり、7月に一度再開しましたがすぐに再び活動停止となりました。再開に向けては、ガイドラインの策定や部員の体調管理、大学との交渉など先が見えない中での仕事ばかりで、やり切れない気持ちになることもありました。それでも、9月に無事に再開してリーグ戦に参加出来ることが決まった時には、チームのために頑張って良かったと思いました。私が頼りないばかりにチームに迷惑をかけてしまうこともありましたが、活動再開に向けて一緒に動いてくれた同期と、活動停止が長引いても部活を離れることなくガイドラインの遵守に協力してくれた後輩達には、心から感謝を申し上げたいと思います。
一方でラグビーにおいては、1回生でBKからFWに転向し、2回生で大幅に増量し、3回生ではフロントローを経験するなど、色々なことがありました。こうして振り返ると上手くいかないことの方が多く、たくさん悔しい思いをしましたが、私にとってモチベーションの維持に繋がっていたのは後輩の存在でした。頑張っている後輩の姿を見て自分を奮い立たせたことが何度もありました。現役の皆さんには、辛い時にこそ互いにフォローし合える京大ラグビー部の良い雰囲気を、大切にしてほしいと思っています。
最後になりましたが、お世話になった同期の仲間、先輩方と後輩たち、監督やコーチの方々、日頃からサポートしてくださったOBの皆様方に、感謝を申し上げたいと思います。今後はOBの一員として現役のサポートに努めていく所存です。4年間ありがとうございました。
伊藤 佳樹(風紀委員長/経/No.8)
高校から始めたラグビーでしたが2021年1月の引退をもって一区切りがつきました。あっという間に4年間が過ぎてしまったように感じます。思い返すとキツかった練習や勝利の喜び、何気ない日常、宇治グラウンドの風景など4年間のすべてがかけがえのない思い出として自分の中に残っています。4年前の自分の選択は間違いではなかったと胸を張って言える4年間でした。
個人としては1年生の時は左肩の手術、3年生の時には脳震盪、4年生の時にはコロナと眼窩底骨折とプレーできない期間は多かったものの、真剣にラグビーと向き合い、ラグビーを楽しめた4年間だったと感じます。これは先輩、同期、後輩やOBの方々のおかげであり、京大ラグビー部の魅力ゆえのものだと思っております。ぜひ後輩たちもこれを受け継ぎながらラグビーを味わい尽くす4年間を過ごしてほしいと思います。そして勝利というものにとことんこだわっていただいて、OBとなった僕を喜ばせてください!僕も1人のOBとしてできる限りの支援をしていきたいと思います。
最後になりましたが、4年間お世話になった全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今後は社会人として精進いたしますのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
鹿取 溫希(工/SH)
四年間を振り返ると、本当にたくさんのことが鮮明に思い出されます。試合については個人的に苦い思い出ばかりですが、それでもチームの勝利というものには何にも代え難い喜びがありました。有り体な言葉ですが、自分の人生において掛け替えのない四年間になったと心の底から思います。
しかし最後となる年に、それまで当たり前に感じていたラグビー生活が突然離れていってしまうとは思ってもいないことでした。このような様々なことが限られた状況下で、先輩から受け継いだものをちゃんと残していけるのか。その為に自分がやるべきことは何なのか。そういったことと向き合う一年間でした。
僕の中で先輩というのは、どんなにきつくても全力で走り、笑顔で鼓舞してくれる存在であるべきだという思いがありました。それは僕が後輩だった時に、偉大な先輩方が見せてくれた姿勢そのものです。その姿がしんどい時に力を与えてくれました。愚直に走るしか取り柄のない僕でしたが、限られた時間の中でも、せめてそれは胸を張って引き継いできましたと言えるようにありたいという思いでやってきたつもりです。後輩にちゃんと残せたかは分からないですが、それでも最後の九大戦を思い返すと、僕もチームもちゃんと成長できていたのかなと思います。
最後になりますが、四年間僕たちを支えてくださった監督団、そしてOBの皆様には大変感謝しています。溝口さんには僕は怒られてばかりでしたが、九大戦の日に「後半出すぞ」と声をかけられたときは本当に胸が熱くなりました。藤井さんは同じ山口出身ということもあり、大変親身に指導して頂きました。いつか山口会も開きましょう。北川さんにはフィットネスを通じて性根から叩きあげてもらったと思っています。北川さんなしには僕の四年間はありませんでした。酒井さんには「何も考えずさばけ!」と核心をつかれ、少し嬉しかったです。四年間本当にありがとうございました。
そして何より、最後の最後までラグビーを応援してくれた家族と、いつもそばで元気をくれた同期に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
濱本 伊武樹(農/FL)
中学生からラグビーを始めて、計9年間ラグビーに打ち込んできましたが、大学に入ってからの4年間が一番濃密な時間でした。きつい練習や緊張感ある試合を経て、身体的にも精神的にも強くなれたような気がします。中学時代からタックルマシーンと呼ばれていたプレースタイルは引退するまで変わることはありませんでしたが、年を経るごとにチームのために体を張っているという意識は強くなっていったと思います。4年目の九大戦をこのチームで勝てた時は本当に嬉しかったです。
4年間を振り返って、2年目の秋が自分の中で一番苦しい期間でした。チームがリーグ戦で勝ち進み、好成績を残すことに嬉しさを感じる反面、自分はベンチメンバーにも選ばれない悔しさがありました。試合前日にメンバー外で集まってやっていたフィットネスも能動的に取り組むことができませんでした。そんな時に、北川コーチに呼ばれ、「来年はメンバーになれるからこの一年は踏ん張って頑張ってほしい」と声をかけてもらい、また同じBチームにいた同期と励まし合いながら練習に取り組むことで、気持ち新たにして頑張って来れたと思います。ここで、一つ大きな壁を乗り越えられたことは自分にとって糧になりました。
最後の一年はコロナで活動停止になっていた期間もあり、思うように練習ができませんでした。短い時間でチームを強くするために試行錯誤してきましたが、リーグ戦で思うような結果が出せなかったことは心残りです。今の現役ラグビー部には才能のあるプレーヤーがいっぱいいるのでその分も頑張ってもらいたいです。
最後に、ラグビー部の活動を支えてくださったOBの皆様、監督団、大学生活を暖かく見守ってくださった両親には感謝しています。また、活動停止期間中、必死に動いてくれたキャプテンの康策と主務の齊藤にも感謝しています。4年間ありがとうございました。
宮田 直輝(経/HO)
KIU R.F.C.の関係者の皆様、昨年度も変わらずご支援をいただきありがとうございました。山田組の4回生は今年の1月をもって少し遅い引退を迎えました。令和2年度はスケジュールや練習形態などさまざまな面で例年とは異なる環境下での活動でしたが、この1年を無事締めくくることができたのは皆様のご支援のおかげです。
最後の1年は制約を受けた反面、いろいろと新しいことを試すことができる良い機会であったとも思っています。チームで集まっての練習がなかなかできないなかで、チーム目標を達成するために今できることは何かを常に考えてすすめていきました。例えばオンラインミーティングや自宅トレーニングなど、非対面であっても、そして1人であってもチームのためにできることはいくらでもあることに気づかされました。私が深く関わったところでは、アナライズ班の一員として練習や試合の分析も試みました。私自身の知識や能力が乏しく実際にどれほど貢献できたかはわかりませんが、少なくとも今年以降のチームがどのように戦力の底上げを図っていくかについて1つ提案することができたのではないかと思っています。
私個人について申し上げますと、伝統ある京大ラグビー部でプレーヤーとして活動できたことは私にとって何にも代えがたい貴重な思い出です。個性あふれる部員達と1つの目標に向かって真剣に取り組むことにいつも心地よさを感じていました。もちろんそこには責任が伴ってきますが、共に頑張る人がいたからこそ私も励むことができましたし、私をいつも引っ張ってくれていた仲間には学年問わず敬服しております。また練習をただ辛いもので終わらせるのではなく、楽しいものにしようと常に工夫を凝らしていたことなどが懐かしく思い出されます。この他にも、生来出不精の私が4年間欠かすことなく宇治に通いつめたくらいですから、ラグビーという競技、そして京大ラグビー部には言葉ではとても表しきれないほどに多くの魅力が詰まっているのだと確信しています。
最後に繰り返しになりますが、OBOGの皆様方、スポンサーの法人様、監督、コーチ、保護者、後輩、ラグビー協会の方々、大学職員の方々、地域住民の皆様や日頃より応援していただいた皆様……。挙げようにもきりがありませんが、京大ラグビー部に関わってくださっている方のどなたが欠けても、私がここでラグビーを4年間やり遂げることはできませんでした。改めてお礼を申し上げます。この4年間で受けたご恩を、まずは現役部員への支援や応援という形で返していこうと思いますので、これからも変わらぬお付き合いのほど宜しくお願い致します。
宮田 墾(工/PR)
引退してはや4ヶ月ほどが経ちましたが自分の生活の中でラグビーが占めていた時間の多さを日々実感しています。今では食事や筋トレ、きつい練習などから解放され穏やかな毎日を過ごしていますが、ふとラグビーにあけくれていた日々を思い出し懐かしく思っています。
4年間を振り返ると、1回生の時はBKでしたが2回生になると同時にPRにコンバートしました。それからというもの食事と筋トレが中心の毎日が始まりました。何もわからない自分に一からスクラムを教えてくれて自主練にも付き合ってくれた先輩や後輩、同期そしてコーチの北川さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。そして3回生になるとAチームで試合にでられるようになり、とても楽しみに4回生のラストシーズンを迎えました。しかし、3月にシーズンインして間もなく新型コロナウイルスの影響で4月から8月まで部活動が出来ず、9月から部活が再開してもリーグ戦はわずか4試合で、例年引退試合となる東大戦も緊急事態宣言の影響で試合を出来ずに引退となりました。好きなだけ練習できていた当たり前の毎日が本当に幸せな事なんだと身に染みて感じました。正直、このような状況に納得ができず心が折れそうになりましたが、同期や後輩のあきらめない姿を見て自分を奮い立たせて最後までやりきることができました。4年間様々なことがあり、辛いこともたくさんありましたがラグビー部に入って本当に良かったと思います。
今、練習が嫌だったり、やる気がでないなと思っている現役の部員もいるかもしれないですがそんな時こそ周りを見て欲しいです。必ず必死にやっている仲間がいます。その姿を見てもう一度自分を奮い立たせて頑張ってみて下さい。必ず乗り越えられると思います。
最後になりますが、監督団やOBの皆様、チームメイトそして保護者の方々のおかげで本当に楽しく4年間ラグビーができました。ありがとうございました。
嶋貫 葵(MG)
私にとって、京都大学ラグビー部は、組織の運営や人間関係などを学ぶことができた場でありました。
1年ほど米国に留学していたため、他の同期よりも部活に関わった時間は短いです。最後の年もほとんど部活には顔を出すことができず、実際には、3回生の冬までしか部活に参加することができませんでした。マネージャーとして部活動に参加できず、ただ試合を見ているときには、「応援したい気持ち」「自分は何もできない状況」が入り混ざり、言葉では言い表せない気持ちでいっぱいでした。
また、最後の年は、特にスタッフ間のコミュニケーションを上手く取れていなかった事に悔いが残っています。
異なる背景と価値観を持つメンバー同士では、些細なことでも伝わっていないことが多々ありました。
社会人になり、入社後の新人研修で「ラグビーは社会の縮図」と言われているということを知り、今になって「あぁ、こういうことか」と実感しております。一番、部活動に参加したかった時期に参加できなかった…そこで感じたことは、部活動に参加できていた最初の2年間より印象深いです。
最後になりましたが、OBの方々には会費や寄付など、たくさん助けていただきました。ありがとうございました。
水野組とOBの皆様の、今後のご活躍をお祈りします。
4年間、お世話になりました。
ありがとうございました。
光浪 夕莉(MG)
4年間マネージャーを務めました光浪夕莉です。
沢山笑ったり悩んだり、大学生活4年間がこんなに濃く充実したのは京都大学ラグビー部のおかげです。
監督団も選手もスタッフも直向きに努力できる人が集まる集団で一人ひとり尊敬する部分がありました。先輩、後輩関係なく人として凄いなあと思うばかりでした。
この部活での唯一の心残りは、最後の1年でスタッフとして活動することが叶わなかったことです。コロナという未曾有の事態に直面し、部員全員が我慢を強いられた1年だったと思います。他大学の学生という理由で参加ができないことにやるせ無さを感じましたが、日々のやりとりやリモートでの参加で京大ラグビー部で自分に今なにができるかを何度も考えさせられる機会になりました。最後のリーグ戦で4回生をはじめとする選手の奮闘する姿を見て自分がこの環境に携わることができ、幸せだったなと感じました。
今後、社会人としても教員としても京大ラグビー部での経験を活かせるよう精進します。これからも京大ラグビー部を応援し続けます!
最後になりましたが、OB の皆様、日頃より大変なお力添えを賜りまして、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
山崎 春菜(MG)
シーズンを振り返ると、山田組が本格的に始動した3月の2部練を最後に、コロナの影響により私たち他大マネージャーはグラウンドから離れてしまいました。満足のいく練習ができず、悔しく歯痒い思いをする中、康策を筆頭に4回生プレーヤーは本当によく踏ん張り続けたと思います。私は練習に参加できない状況だからこそ、すべての試合に足を運ぼうと思い、応援に駆けつけました(人数制限の関係で見れなかった試合もありましたが泣)。試合毎に体が巨大化している選手、タックルが上手くなっている選手、スタメンに選ばれ緊張しながらも自己ベストを尽くす選手、、、。観戦に行く度、強く逞しく変化する同期や後輩に釘付けになりました。
特に印象に残っているのは、A戦B戦ともに勝利を飾ることができた九州大学との定期戦です。ハラハラさせられるゲーム展開でしたが、絶対勝つぞという強い意志がプレーの随所にみられ、気迫を感じました。汗にまみれぐったり疲れながらも最後まで粘り強く戦い、試合後に選手全員が見せてくれた爽快な笑顔を忘れることができません。半年経った今でも、その試合が見たくなり動画を見返すほどとても印象深く大好きな試合になりました。
沢山の試合を見てきた1年でしたが、ひとつだけ心残りがあります。それは、試合前の練習でのジャージ渡しを見れなかったことです。試合前日にジャージを受け取った選手は、試合に向けての意気込みを語ります。試合に出られない選手の想い、応援して下さる皆様の想い、共に闘う仲間の想いなど、一つのジャージに多くの想いが詰まっています。そこで各々がどんなことを語るのかを、今までワクワクしながら聞いていました。しかし今年は、マネージャーでありながら練習に参加することが出来ず、その濃紺のジャージ渡しの瞬間に立ち会うことが叶わなかったことだけが残念で、寂しいです。これからはOGになりますが、少しでも現役の力になれるよう尽力します。また段ボールにバナナを沢山詰めて試合に足を運びたいと思います。
最後になりましたが、監督団をはじめ、多大なるご支援ご協力をして頂いたOBの皆様、保護者の皆様に感謝申し上げます。4年間、本当にありがとうございました。
吉田 枝莉樺 (MG)
私がラグビー部に入部するきっかけは、経験したことの無いことをしてみたいという気持ちからでした。昔から活発に運動するタイプでもなく、福岡でおっとりぬくぬくと育った私は、なにか刺激的なことをしてみたかったのかもしれません。はじめて練習を見学に行ったときには、見たことないほど身体の大きな男の人たちが見たことの無いスピードで動いていて、とても衝撃的だったことを覚えています。
入部してからは迷惑のかけっぱなしの四年間だったと思います。沢山の方々の支えがあってやり遂げられたことだと思いますが、特に同期のMG三人に感謝したいと思います。マイペースで集団行動が苦手な私は沢山振り回し、困らせてしまいました。受け入れてくれたり、叱ってくれたりしたからこそ、大きく成長することができたのだと思います。
そして、福岡から何度も試合を見に来てくれ、応援してくれた両親に感謝したいと思います。両親と一緒にラグビーを好きになれたこと、新しい世界を見せてあげることができたことがなにより嬉しいです。
最後の一年は思いもよらないことの連続で、三回生のシーズン終わりに置きっぱなしにしてしまった荷物を取りにいけないままの引退となってしまいました。部員とも顔を合わせずじまいです。不自由な中練習を重ねていた選手たちに対して何もサポートできなかったことを本当に申し訳なく思います。直接顔を合わせて練習ができること、クラブハウスでぎゅうぎゅう詰めになって食事を摂れることがどれほど貴重で尊いものであるのか深く感じました。このことを、後輩たちも忘れないでいてほしいと思います。OB・保護者の皆様、難しい一年の中で沢山ご尽力いただきありがとうございました。まだしばらく油断のならない日々は続きますが、今後も京都大学ラグビー部への温かい応援、ご支援をどうぞよろしくお願い致します。