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2023

夏の日の思い出

森ピーから紹介された堀です。あの一本締めはいじられてるとしか思えないので早くやめたいのですが、やめたらやめたでなんか言われるんで今後もやっていくことになるんでしょう。



今回は大学1年目の夏にあった不思議な話をしようと思います。温めていたわけではなく、コロナで部活も始まっていなかったために誰にも話す機会がなくここまで来ました。


高校の友達と宝ヶ池教習所に用事があり、その帰り道2人でチャリを漕いでいると夕立に遭いました。近くにあったマンションの駐車場で雨宿りをさせてもらっていると、あるおじさんも雨宿りをしに屋根の下に入ってきて話しかけてきました。

「雲が動いているのか、地球が回っているから雲が動いて見えるのかどっちだと思う?」

急になんだこいつと思いながらも、雲が風に流されて動いてるだけ的な真面目な返答をした気がします。学生?何年生?みたいなことを聞いてきた後、自分の話をし始めました。その場では、自分は雑学を勉強している、とか、息子はここが凄いなどの自慢話をされた覚えがあります。

雨が止み帰ろうとすると、ちょっとだけ着いてきてと言われたので渋々着いて行くことに。何故か寿司屋で鉄火巻きを渡され、その後も彼のお散歩に付き合わされることになりました。今思えばあの鉄火巻きは僕らを帰宅させにくくするための餌だったことは言うまでもありません。 

そのままイズミヤのカフェにまで連れて行かれ、結局計2時間ほど彼の知識自慢を聞かされる羽目になりました。雑学を勉強していると言っているだけあって、合っているのかどうかは分からないが知識量は多く、中には面白い話もありました。覚えているのは池上彰は収録前に知識を詰め込んでいるだけで実は大した知識は持っていない、などと言っていたことだけなんですが。

ちなみにそのカフェのバイトに、彼が“弟子”と呼ぶ学生がいました(果たしてその学生から“師”と仰がれているのかは知りませんが)。また知識自慢の中で何かと凄い人感を匂わせてくることもあって、もしかしたらこの人は凄い人なんじゃないかという期待も芽生えていました。極め付けに、最後のお別れの際に、もし人生に迷うことがあったらここへ連絡してきなさい、と名前と電話番号だけ書いた紙を渡してきました。

しかし帰ってから調べても何の情報も得られず、あんなけ凄い人ぶっといて結局誰やったんやとなってしまい、その紙はすぐに捨てました。

おそらく、寿司屋(やよい寿司)を経由し高野のイズミヤまで歩いてカフェに入るという、若者とおしゃべりするためのお散歩(ナンパ)コースが出来上がっていたのでしょう。僕らはそれに巻き込まれたんだと思います。当時は時間返せよと思いましたが、今となればブログのネタを提供してくれたことに感謝です。


次は、僕が引っ越す前に家を見に来たがったいる平井君です。おそらく彼は物色するので見られたらまずいものは隠しておきます。


WRITER:堀温人
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