堀温人からバトンをもらいました、平井です。家についてはみんなのを見たいとずっと言っています。なぜかというと、ネタになるようなことが落ちてそうでワクワクするからです。例えば朝比奈は肌も綺麗し清潔感もありますが、家はバカ汚いです。腐り散らかされた炊飯器の中身や、朽ち果て痩けた野菜達は、他の人の家にあれば異彩を放つ代物ですが、朝比奈家においては周りも同様に汚いためうまく溶け込んでいます。こういうことに気づけるから、家を見るのは楽しいのです。同期は全員僕の家に踏み入れたことがあるのに、僕は行ったことないのは不公平です。卒業までに回らせてもらいます。
では、本題に入ります。京大ラグビー部員は、吉田でウエイトをするためにどこかしらのジムに入っていることが多いのですが、いくつかあるジムの中で僕はエニタイムフィットネスを選んでいます。エニは、いつでもどこでも入れるのが素晴らしく、特に実家に帰った時もできるのが良い点だなと感じています。今回は、そんなエニについて書けることを適当に綴っておきます。
よく一緒にウエイトをするのは、朝比奈と西山と堀です。堀は今シーズンに入って肩の怪我から復帰し、僕たちチビデブ3人衆の仲間入りを果たしました。ですが、せっかく4人でできるようになったのも束の間、堀は彼女の住む桂キャンパスの近くへと旅立ってしまうようです(泣)。僕たちは何度も、「彼女と俺ら、どっちが大切なんや?」と問いかけましたが、堀の心には響かず、無念の6月引っ越しが決まってしまいました。堀は桂でも1人でウエイトを継続することができるのでしょうか。はたまた、彼女と浮かれたライフを過ごしていくうちに、入部した頃のようなヒョロガリへと戻ってしまうのでしょうか。彼のこれからの体の変化から目が離せません。
さて、エニで何かしらの事件が起こるのは、背中トレの日が多いように感じます。とある背中トレの日には、デッドリフトを終えた後に懸垂を行なっていたのですが、その日は死んでから補助をしようという話になっていました。足首のところを持って、上げてやるのです。サクッとアップを終えた後に僕の番が回ってきて、補助は朝比奈がやることになりました。リズムよく回数を重ねて、上がりにくくなってきたら少し反動も使って最後の力を振り絞り、ついに自力では上がらなくなりました。ほな、補助頼むでということで、足首を持ってもらい、次の1回を上げた時でした。ジリジリジリッッ。足首に焼け焦げるような痛みが走りました。そして、痛みの正体にすぐに気づきました。すね毛が巻き込まれていたのです。ゴム製のリストストラップ(手首に巻く、握力補助グッズ)をつけていた朝比奈は、僕のすね毛をこれでもかと巻き込みながら、平然と補助を行なっていました。そこで僕は「すね毛痛いすね毛痛いすね毛痛い」と上で3回叫びました。すると、こっちは真剣なのに朝比奈と西山は下で爆笑し始めました。下ろしてもらってから、すね毛が一部焼け野原になってはいないことを確認し、2人に笑い事じゃないぞと訴えましたが、ゲラゲラ笑ってもっかい補助しよか?という始末。ほんとに彼らは人のすね毛をなんだと思っているのでしょうか。断じて許せませんね。
また、別の日の背中トレでは、限界ラットプルという種目をやっていました。とにかくラットプルを引きまくるという種目なのですが、この時に朝比奈は先ほど出てきたリストストラップを使っていました。限界が近づいてくるにつれて、握力もなくなり、朝比奈の指は伸びきってきました。なんとかリストストラップもギリギリで耐えている状況でしたが、ついには左手に限界が訪れ、愚か者は左手だけを離してしまいました。バンッッ。銃声のような音が鳴るとともに、離されたバーは天井に突き刺さり、愚か者は後ろに崩れ落ちました。天井には小さな穴があき、パラパラとカケラが落ちてきました。それまでにも同じ過ちを起こした者がいるらしく、周辺にもいくつか穴がありましたが、「天井に穴開けるとかどんだけアホなん」と言っていた愚か者本人が新たな穴を作ってしまいました。僕たちもろとも出禁になってしまいかねないので、本当にやめてほしいですね。
朝比奈の話ばかりになってしまいました。もしかしたら仲が良いのかもしれません。ま、そんなこんなで様々な事件の現場となってきたエニタイムですが、多くの思い出が詰まっている出町柳店が僕はかなり好きです。
次は、弟に「お前じけさんって呼ばれてんの?www」と笑われたらしいGK3です。GK3は朝比奈と一緒によく僕をいじめてくるので、弟にいじられてるのは気味が良いです。