土屋くんから紹介を受けました「ぐんぴい」こと「ぐっちー」、またの名を「やまぐ」、時に「やまんぐ」、改め「まぐまぐ」、もとい「ぴろき」です。実際は「やまぐち」と呼ばれています。
さて、最近京大宇治グラウンドの近くに位置する黄檗宗大本山万福寺が国宝登録されましたね。黄檗が目に見えない何かに支配されているのが国に認められたということで、今回のブログは京大ラグビー部にまことしやかに伝わる七不思議を紹介したいと思います。
一つ目は、「夜の黄檗に響くキックの音」です。
日が沈み暗くなった頃、誰もいないはずの天然芝グラウンドからキックを蹴る音が1時間ほど鳴り響くと語られています。
このキックの音は、昔々あるキックの上手な選手がリーグ戦で調子を落とし、大事な場面でキックを外しチームは負けてしまいました。彼の悔しさが怨念となり天然芝グラウンドに残り、今もキックの練習をしていると伝えられています。
二つ目は、「かまいたち」です。
かまいたちは突風に乗って人々を切りつける妖怪ですが、この妖怪はグラウンドにも現れると言われています。
このかまいたちは、昔々ラグビーが伝わってすぐの頃、あるスローワーが大事な場面でことごとくスローを失敗し試合に負けてしまいました。この試合の後、彼は仲間から詰められたものの強風のせいにし続けました。彼はその試合の後、何かあれば風のせいにし続け、そのまま風となり、仲間に詰められた呪いからかまいたちになってしまったと伝えられています。
三つ目は。「奇病、宇治病」です。
宇治病は大事な合宿前や試合前などに流行る原因不明の病です。
この奇病は昔々宇治グラウンドができるもっと前に万福寺の近くに住んでいた筋トレが趣味で、蹴鞠を急に手で持ち走り出し新たな遊びを生み出した男がいました。この男は、蹴鞠を手で持ち走っていたところ、何かにつまずき足首に傷を負ってしまいました。男はその傷は簡単に治ると過信し放置していました。するとその傷はどんどん化膿してしまい、最終的には足がとれてしまいました。そうして、その足を失った恨みを抱えたまま亡くなった男の霊が宇治グラウンドに残り、病を流行らせていると伝えられています。
四つ目は、「蒐集家チュンウー」です。
チュンウー(中・武)は子供の見た目をした妖怪で、万福寺建造時に来日した中国船に潜んでおり今も黄檗に住み着いていると言われています。
チュンウーのせいで京大ラグビー部ではよく物がなくなります。
五つ目は、「黄檗、百鬼夜行」です
よく晴れた新月の夜、丑の子の刻に様々な蟲、動物の形をした妖怪が黄檗を練り歩きます。この一行が宇治グラウンドにも現れるとされています。
特に夏の始まりの時期には鹿の形をした妖怪が見られて、夏の終わりには蟲の形をした妖怪を多く見ることができるとされています。
六つ目は、「神隠し」です
全国の霊的なスポットで発生している神隠しは黄檗でも起こるとされています。部室棟の裏に小川が流れています。その川を辿ると井戸があります。その井戸に一人で近づき、覗き込むと井戸の中から何かの手が出てきて引き込まれてしまうと言われています。
七つ目、最後は現代に入ってからできた噂です。それは「ペナルティーは警察沙汰」です
これは言葉通りに受け取ると意味がわからないので、私の憶測になりますが、それほど規律を守ろうというラグビーの教えが噂になったのではないかと思います。
しかし、ラグビーの教えが急に噂になるはずもないので、昔何かがあったのかも…
以上が京大ラグビー部に伝わる七不思議です。この七不思議が本当に伝わっているのか、本当に起こっているのか、信じるか信じないかはあなた次第です。
次は七不思議でもなんでもない幸運の女神、上田佳歩です。(彼女がSAを任された試合は怪我人が出ない)