橋本くんから紹介を受けました、五十嵐諒です。情報を開示した僕も悪いですが、8割は口の軽すぎる同期が悪いです。筆頭は橋本くんですが。
先週の、nfの時の話です。
その日は学校が休みで部活も夜からだったので、家でのんびりしていたところ、同期の園田くんから電話がかかってきました。
先に説明しておくと、彼は今回のnfで、後輩のOくんに協力してノンアルコールのカクテルのお店を出店していました。一杯500円で、プログラミング言語の名前を冠したカクテルを販売するとのことでした。
電話ではとりあえずお店に来て欲しいとのこと。1人で店番をやると言っていたし、寂しそうだったのでとりあえず行くことにしました。
店の場所に着いた僕は仰天しました。お店が開いていません。それどころか、その場所がお店かどうかすら怪しく、ただの物置のように悲しくみえます。隣の店のカレー部の男女は、ワイワイ麺を焼いているのに。
そして、呼び出しておいて遅れて出てきた園田くんは、「一緒に開店して店番しよう」とか言い出しました。
全くやる気はありませんでしたが、繁盛してる店に挟まれた場所で1人で店番は可哀想だったので、園田くんと2人でボロボロのお店を開店することになりました。
やるからには売りたかったので、まず、お店の見た目を改修しました。店名が一目でわかるようにしたり、実際に商品のサンプルを作って並べたり、パソコンでプログラミング画面表示させたり、少しでもターゲット層に響くよう心がけました。
そして、極め付けに道ゆく人にたくさん声かけをしました。相手には全然されませんでした。あと、園田くんは恥ずかしがってあんまりやってくれませんでした。
途中、「R(言語名)があれば買うけどなぁ」とだけ言い残し去って行ったおじさん、「何売ってるの?」と何度も往復して聞いてくる小学生など、惜しいひとは度々いましたが、本当に全く売れませんでした。
もう時間だし、お店をしまい始めようとしたその時、1組の男女グループが興味を持ち始めます。もの珍しさに惹かれたらしく、5分ほど迷ったのち、500円のカクテルを一杯購入してくれました。
実に3時間店に立って初めて購入してくれたお客さんであり、本当にうれしかったです。そんな喜びを感じていたのも束の間、彼の手には、たったの200円しか握られてませんでした。どうやら、ソフトドリンクの値段200円と勘違いしたようです。でも、気まずくなるのが嫌で何も言えず、そのまま受け取り、黙っておきました。
そうして、僕のnfは生涯売り上げ200円で幕を閉じました。圧倒的赤字をたたき出してしまい、申し訳ないなと思っています。
最後に、後輩と園田君の名誉のために言っておくと、僕が立った店舗とは別の場所にも同じ店が出ていたらしく、そこはしっかりした店構えでかなり順調に売り上げていたようです。
次は、絶賛ポケポケに熱狂している飛鳥さんです。最近はフーディンのオリジナルデッキがお気に入りの様子。そろそろ部内トーナメントで1番を決めたいところです。