そういちろうから心温まる紹介を受けました、日野坪です。優しい笑顔が消えないように東京でも頑張ります。疲れたら帰ってくるのでみんな遊んでね。
12月になってしまいました。書いている今日は7日なので、引退まであと22日..ていうかあと4か月後には卒業して働いている想像がつきません。今回は僕が4年間を過ごした総合人間学部について書こうと思います。
総合人間学部は京大の中では一番新しい学部で、京大生からは総人(そうじん)と呼ばれています。文系理系どちらの入試からも入れて、幅広く何でも勉強できる学部です。人によって専攻が違うので他の学部のような専門科目の履修が卒業要件にほぼ無いようなもので、一般教養科目をひたすら自由にとればだいたい卒業できてしまいます。やろうと思えば圧倒的に楽に卒業できてしまうため、総人というだけで暇人扱いされ、最近は研究室や授業で忙しい同期から冷たい目で見られています。基本的に暇なのは確かなのになぜか留年率は京大の中で一番高く、なんと3人に1人が留年してしまいます。調べたら昨年度の総人の学生数は600人弱で、入試では1学年100人くらい受かるので余分に200人くらい在学してしまっています。余裕で卒業できるのにうっかり留年しちゃう人が多い、お茶目な学部でもあります。
総人は人それぞれ専攻が違う、と言いましたが僕は神経生理学というのを専攻しています。人の運動を研究する学問で、筋の動きや運動制御などを研究します。神経生理学は実験対象が人なので僕もよく研究室の先輩の実験の被験者をやることがあります。朝起きないといけない以外は特に嫌なことは無いので基本的にお願いされたら被験者を引き受けるのですが、本当に人それぞれ個性的な実験ばかりで面白いです。 この前、無重力環境について研究している先輩の実験の被験者をしました。無重力を体験できる、とのことでワクワクしながら研究室に向かったのですが当然宇宙飛行士が訓練するような無重力を発生させられる部屋みたいなやつはありません。そこにあったのは滑車とハーネス。僕をハーネスで固定し、上から滑車で吊り上げるという原始的すぎる方法で無重力を再現していました。当時87kgの僕を上からちょうど87kgの力で引っ張ることで無重力を再現していたのです。実験は2時間に渡り、その間ずっと僕は上から吊るされていました。ハーネスで縛られた脇と脚が痛すぎるので正直二度とやりたくありませんが、これも人類の科学の進歩に貢献することを祈っています。
こんな感じで一言に総人と言ってもやってることは多種多様です。もっと文系の専門の人もいればもっと理系の人もいるし、なんにもしてない人(多分半分くらいこれ)もいます。暇人呼ばわりされようが、とことんラグビーできる生活を提供してくれた総人には感謝しています。
次はみんな忘れてると思うけど実は僕より暇な米澤くんです。