小5の誕生日プレゼントに麻雀牌を買ってもらいかれこれ10年麻雀を打ち続けている信原です。柿本からの紹介にあった通り夜な夜な一回生を下宿先に読んでは麻雀を布教してついに最近一回生全員に布教が完了しました。
さて、今回の私の投稿は麻雀の話ではなく人間という生き物が持つ大きな力を痛感した話です。
これは1年間の浪人の末、京都大学に入学したものの思い描いていた大学生活が送れず1人寂しく家で空虚と戦っていた日々から一歩踏み出した頃の話。。。
当時はまだラグビー部にも入部はしておらず様々なサークルの新歓の情報集めたりZOOM新歓に参加していました。そんな中で先輩にクラブ活動自粛中にも関わらず熱烈な勧誘を受け、既に入部していた一回生たちとも仲良くなって、ある晩に一回生の朝比奈と柿本の家に食材を持ち寄って晩ご飯を食べることになりました。
大学で初めて知り合った友達の家で晩ご飯を一緒に食べるといういかにも一人暮らしの大学生っぽい事ができることを喜びウキウキで向かいました。
その日は野菜炒めを作ることになって、自分が半ば立候補して作ることになったんですが包丁を握ってキャベツを切っていたとき、
ズドン。。。
。。。
。。。‼︎‼︎‼︎
親指の先から血が。
よく見るとシンクの中には何やら肌色の肉片がころりと。
自分の指先を切り落としたと認識した瞬間激しい目眩に襲われその場にしゃがみ込んでしまいました。
静かに「ヤバい。 指切ってもた。」と静かに報告するも2人はまさか親指を切断したとは思っていなかったが、傷口を見た途端に室内は楽しい雰囲気からパニック状態に。
そこからは2人の迅速な応急処置のおかげで3時間かかりながらも止血をして一旦落ち着く事ができました。切り落とした指先も断片的な知識から繋げれるかもと丁寧にジップロックに入れて冷凍庫に入れるという対応ぶり。
結局ただの包丁の切り傷で救急車を呼んで良いのか迷い続けましたが、止血もできたので翌日朝一で病院にかかることに。
あいにく、時間が経ちすぎて雑菌が湧いているかもという理由で冷凍保存していた肉片は一生私の体に戻ってくることはなく、また傷口を縫うこともできずお医者さんが選んだのは皮膚の再生を待つという治療法でした。
早くて2ヶ月と言われ新生活早々不自由な生活が始まりました。
そもそも切り落としたのは指先3ミリほどだったが断面積はそれなりに大きく本当に2ヶ月安静にするだけで治るかも半信半疑でした。
しかし、毎週病院に経過観察のために傷口を見せにいくたび目に見えて皮膚も肉も再生していてなんと1ヶ月もかからず3週間で完治しました‼︎
この速さには『若さは凄い』とお医者さんも驚いていました。
話が長くなりすぎた気がしますが、これが私が初めに感じたと言った人間が持つ力です。
私たちは何気なく日常を過ごしていますがそれぞれ1個体ずつにこの力が備わっていると思うとそこらじゅうに溢れている人間という存在に畏れすら感じました。
今となってはスマホにに残った肉片の写真すらいい思い出です。
また、柿本には持っている包丁が曰く付きの包丁になってしまったことは申し訳ないと思っています笑
バトンを繋ぐのは自分の傷口に負けず劣らずのグロい姿に最近なってしまった朝比奈です。また、彼には麻雀のセンスも感じていてその面でもこっそり期待していたりします。
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2020
11月
18日
生命力
WRITER:信原壮馬
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